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少林寺拳法教範 [空手道]

昔少林寺拳法をやっていたという会社の同僚が、先生から借りっぱなしに
なっている古い本があるとわざわざ持ってきてくれた。

宗道臣著・昭和30年初版の「正当少林寺拳法教範」という本。
ぶ厚く、今売られている様々な空手や拳法の教本の何十倍もの中身だ。
その中に、このような記述が。

「一部の拳を修める者の中には、往々にして真の拳法を知らずして、
我流に走り、力に頼って、拳頭の堅さを誇り、一拳必殺を呼号し、
牛馬と戦ってみたり、石や煉瓦を破壊して威力を誇示して得々として
いる者があるけれども、これらの者は、真の拳士ではなくして、拳を
もてあそぶ芸人の類であり、正しい拳の道ではなく、邪道へ入った
殺人拳である」

昔極真と少林寺(大山総裁と宗道臣?)が揉めたことがあったとは聞いて
いるが、なるほどと思わせる文章だ。

本当の真相は知る由もないが、当時は極真空手と伝統空手もお互いを
邪道とさげすみ仲が悪かった。良し悪しは別に、時代の空気というか熱気
を感じる力の入り方で、今となっては微笑ましくも感じる。

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コメント 2

もん爺

当事者二人が他界されているので
もう完全に昔話ですね。

昔はよく少林寺拳法やっている奴と喧嘩したものですが(笑)。

by もん爺 (2011-05-30 00:32) 

MIYA

天界でお二人はどんな会話をされているのか。案外今は仲良くやっているかもしれませんね。
by MIYA (2011-05-30 01:25) 

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