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日本空手協会全国大会 [空手道]

50回を迎えた協会の全国大会が武道館で行われたので久しぶりに見学がてら出かけてきました。相変わらず協会の試合は熱かった!
良くも悪く!?も、この団体は我が道を突き進んでいます。会長が折に触れて口にするのは「我が協会こそ、正当空手の後継団体であり、史上最強最高の空手であり団体である!!」という、30年ほど前にどこかできいたことのあるようなフレーズ。30年前はインパクトがあったけど、今の時代はこのようなセリフはアナクロであり、反感を買いマイナス要素が多いと思います。しかし、それがまた協会(の良さ)なんでしょうねえ。
元祖・史上最強の空手・極真は、今や試合ルールはかなり洗練されてきて、武骨な迫力は昔の方がありました。他の団体も、スポーツ化や国際化していき、今や柔道のような外国主導のルール化された空手が主流になってきています。
そんな空手界の中で、頑なに我が道を行く協会空手。松濤館とか本当の空手とかを超えて、まさしく「協会の組手」の「協会の形」の「協会空手」だと思います。是非はともかく、超個性的という点では「唯一であり最強」というのは当たっているかもしれませんね。

組手の優勝者は、谷山選手。圧倒的な強さでした。ぐいぐい押す組手は迫力満点のまさに「協会空手」、相手を殴り(突きというよりまさに殴る!)蹴っ飛ばし、投げ、頭を押さえ膝蹴り、首筋へ鉄槌を降ろす、肘も出る、という具合に、ことごとく対戦者を蹴散らして優勝まで突き進みました。


決勝戦、谷山選手の後ろ蹴りがヒット!これはまさにヒットで、当てています。このあと相手選手はしばらく「待った」をして息を整えていました。フルコンルールなら、1本でしょう。


相手が崩れても止まらない、容赦のない徹底的な攻め。これもKO1本になる技ですね。


ついには流血のためドクターが介入


それでもさらに容赦のない攻めは続くのでした・・・(;^_^A

ただ、この独特の「協会空手」、知っている人には喜ばれますが、空手を知らない人にとっては他の伝統空手の試合と同じ感想を持つようです。「う~ん、分かりにくいなあ。勝ち負けが見ていても全然分からない。当てないというルールなのに、当てて血出したりしてるし。それなのに勝ったり負けたりだし、反則の基準も分からないなあ・・・」

「武道」における「試合の位置づけ」と「スポーツ化」、それに即した「ルール」をどうするか。このテーマは永遠です。まあしかし、協会空手においては「これこそが空手だ、これがルールだ、文句あるか!」という道をこれからも進んでいくのでしょう。


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コメント 5

みんみん

ひゅぅうう~ここでも流血だぁ~
お兄ちゃんのとこの先生もこのあいだ全国大会で流血していた~。
応援していたママたちを発見して「応援ありがとうございます」と笑顔で
近寄ってきたけど、笑顔が血でだらら~。
武道家って「ちょとばか」とみんみんママは思いました。
ルールどころか勝ち負けが見ててもちっともわからない。
眼が悪いのかヒットしてるのもみえない~。
by みんみん (2007-07-09 13:46) 

macorin

同感^^;
みんみん師範に一票!!

(by びいなママ)
by macorin (2007-07-09 19:07) 

macorin

はい、まさに「空手バカ(一代)」世代でして、スミマセン~(O.O;)(o。o;)
by macorin (2007-07-10 21:06) 

もん爺

協会独特の伝統ある雰囲気が伝わってきます。
もう離れているのであの「呼吸」は忘れています。
by もん爺 (2007-07-26 23:12) 

macorin

久しぶりに撮影したら、やはり呼吸が合わないのか、撮影のタイミングが
どうもしっくりきませんでした。カメラがキャノンに変わって慣れてないせいも
あったかもしれません。
何事も「間」や「呼吸」や「慣れ=継続」が大事なことを再認識です(^_^;
by macorin (2007-07-28 00:04) 

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